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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

プロファイリング-19  長崎雲仙女子高校生失踪事件-1

I wonder what kind of peaceful society our human being could make without morals(我々人間がモラルなしでどんな平穏な社会を作れるのか)!

日本人の美学から、人間として最も恥ずべき卑怯で卑劣な行為は、「逃げること」、「とぼけること」…。
それをしてしまったら、生きている価値すら消滅してしまうはず。
それこそ、人間を止めるしかなくなってしまうはず。
子どものころから、その人間性の証明として、「このイタズラをやったのは、誰? 正直に自分から名乗りなさい」と問われ、もし身に覚えがあった場合は、そのイタズラの多寡にかかわらず、素直に恐る恐るも手を上げる勇気、魂の高潔さを示すことを学んだはず。
それこそが、日本人の潔い本性だったはず。
それなのに、不注意か過失か知らないが、人を轢いて逃げる情けなくてみっともないヤツどもが何と増えてしまったことか?
ジコチュウ的に罪を犯しておいて、シラを切る情けなくてみっともないヤツどもが何と増えてしまったことか?
毎日、暗澹たる気持ちで、「静岡沼津女性殺害事件」の小説のエピローグに邁進していた…。
そんなとき、「長崎雲仙で起きた女子高校生失踪事件のプロファイリングをしてください」というメールを受け取ってしまった。
東仙坊、公言通り、こういうリクエストに本当に弱い。
正直、失踪そのものに関しては、新聞を斜め読みしていて多少知っていた。
そして、「またそんな事件が起きたのかよ…。18歳の年頃の女子高校生たちよ! そしてその親たちよ! 大切な命を自分で、娘の命を家族で、それこそ命懸けで守れよ…」となんとなく感じていたが、ウンザリな気分になっていたのも事実だった。
ところが、プロファイリングしようとして、公開されている女子高校生の写真を観て、「こんな純情そのものの女っぽくない少女が何で…」とすぐに疑念を覚えた。
そして、その女子高校生の通学用カバンが、最後に目撃された路線バス「小浜バスターミナル」の停留場から400m離れた、小浜港の防波堤の上で見つかっていると知って、複雑な気分になった。
それから、女子高校生が通学していた高校の特殊性を知って、わけのわからないほどの義憤に駆られた。
この失踪が、警察が発表しているように事故か事件かは別にしても、この国のモラル崩壊は一体どこまで酷くなるのか?
かつての「弱きを助け、強きをくじく」、日本人の美徳は一体どこに雲散霧消してしまったのか?
自由とは自分の好き勝手にしたいことをすること、そのためには人の命はもとより自分の命すら大切にしない。
そして、困ったことに、何の後悔さえしない。
家庭は自分の子どもの躾を社会に丸投げし、社会は子どもにビビって叱責すらしない。
その結果、当然のごとく、唯一無二の犯罪抑止力になるはずのモラルが、家庭から、社会から、子どもたちの世界から、みるみる消滅し、何でもありの無節操なタガの緩んだ世界になっていくのだと感じているのは、東仙坊だけではあるまい。

■長崎雲仙女子高校生失踪事件

●現時点で知りうる限りの事件の断片的概要

2月28日日曜日、長崎県諫早市にある長崎県立希望が丘高等養護学校3年の女子高生(18歳、便宜上チルチルミチルと呼ぶ…)が、卒業式前日の卒業式の予行演習(?)、同窓会入会手続きなどのため登校。午後4時半ごろ下校。JRやバスなどを利用し、午後7時25分ごろ、自宅から1.5kmの小浜バスターミナルに到着。
そこでバスを下車したところを、バスの運転手が目撃したのを最後に行方不明となっている…。
チルチルミチルの保護者(?)が午後11時ごろ、長崎県警諫早署に通報。
翌3月1日午後1時半ごろには、小浜バスターミナルから南西約400mメートルの小浜港岸壁で、現金入りの財布や学用品などが入ったと黒の通学用カバンなど2個のバッグ(?)を発見。
また、チルチルミチルは携帯電話を最初から持っていなかったという。
警察は40人体制で岸壁近くの海中も捜索したが何も見つからず、島原半島を中心に捜索を続けているという。
なお、チルチルミチルは身長155cm、黒髪のショートカット、メガネはかけておらず、紺色のブレザーに緑と黒のチェック柄のスカートという制服を着ていたという。
さらに、家庭内(?)や学校(?)でのトラブルはなかったともいう。

●東仙坊がプロファイリングする、この事件の不可解な点

◆この失踪が、チルチルミチルのチルチルミチル的絶望からの悲劇だったケース

①この手の話でメチャクチャ気になるソースが、すぐに出てくる家庭や学校でトラブルがなかったということ。
このモラル崩壊社会の現状で、18歳の娘のいる家庭で、大勢のジコチュウの子どもが集まる学校でトラブルがないことの方が異常と言えるでは?
あの天皇陛下になられるかも知れないまだ8歳の愛子さまが通う学校でさえ、トラブルがある現実なのでは?
その意味で、卒業式の前日の日曜日に、その予行演習をするという発想は一体どこからあるのか?
その真意は?
それだったら、いっそのこと日曜日に卒業式をやるべきだと思わないか?
ところで、チルチルミチルはそこで何かを担っていなかったのか?
ある種のストレスやプレッシャーを感じるような…?
そして、卒業後、チルチルミチルの進路はどうなっていたのか?
この就職難の時代に、就職なのか? それとも進学なのか?
チルチルミチルは、自分の夢を追いかけるための岐路に立たされてたことだけは事実のはず。
もし本気でチルチルミチルらしく夢を追いかけたとしたら、イヤと言うほど絶望することは多かったのでは?
それは、家庭でも同じだったと思わないか?
特に、姉妹がいたら、あるいは、こんな時代らしく経済的な問題があったら、かなり深刻だったのでは?

②毎日、3時間以上をかけて通学する思春期の少女は、一体毎日何を考えていたのか?
少女らしい苦悩や葛藤、トキメキはどうだったのか?
凄く気にならないか?
高校を卒業した後は、希望に満ちたものだったのか?
学校にいる限り、ある種の庇護を誰もが受けていられるはず。
しかし、現実社会は、生き馬の目を抜くような何でもありの欺瞞の社会なのである。
その意味で、チルチルミチルは人一倍現実社会への不安を抱いていたのでは?
この事なかれ主義がはびこり、ぬるま湯の社会であることが、かえって絶望を促進する原因になるのでは?
ところで、チルチルミチルは、バス停から家まではどうやって帰っていたのか?
徒歩? 自転車? 家族が車で迎えには行かなかったのか?
それから、チルチルミチルの帰宅が遅くなることはたびたびあったのか?
だから、警察への連絡が午後11時になったのか?
それ以上に、チルチルミチルには、どんな友だちがいたのか?
思春期の少女らしくフランクに何でも話し合えるような友だちはどのくらいいたのか?
特に、通学を一緒にできる友だちは?
ところで、この時代、携帯電話がなくて、それが簡単にできるのか?
それより、娘の安全を考え、なぜ携帯電話を持たせなかったのか?
そのこと自体、チルチルミチルを絶望に追い込む要因にもなっていたのでは?
もちろん、その類の事件がないわけではない。
最近だって、昨年5月警視庁池上署に、準強制わいせつで逮捕された、山上厚(73歳)なるクソッタレのケースがある。
東京都立特別支援学校送迎バスの添乗員だったクソッタレ、そのバスの車内で、知的障害のある特別支援学校中学部3年女子生徒(14)歳に「体が大きく、かわいい子だったのでやった」とキスをしたり、胸を触ったり、わいせつ行為をしたというから、許し難い。
それだって、
同僚の男性運転手が、犯行の様子をビデオで撮影して(?)、ようやく逮捕されたというから、いろんな意味で開いた口が塞がらない。

I suspect whether Mizuho Fukushima had made the name called the school for physically handicapped or mentally retarded children(養護学校と言う呼び名は福島瑞穂がつけたのかと疑っている)!

To be continued…


 
 
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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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