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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

日本砂漠化プロファイリング 映画「Seven」を観たか?

I can remember what that movie name Seven would show us completely(映画「Seven」が教えてくれたことを完全に思い出せた)!

前回、「大阪守口乳児殺害事件-supplement(追補)」を書き込んだ夜、久しぶりに映画「Seven」を偶然観た。
1995年に制作されたこの映画は、デビット・フィンチャー監督、モーガン・フリーマン、ブラッド・ピット、グィネス・パルトロー、ケビン・スペイシーなどが出演した、大ヒット作品で、東仙坊が再三再四取り上げている、「7つの大罪」が強烈なインパクトになっている。
ちなみに、その「7つの大罪」、Envy(羨望)、Lust(肉欲)、Pride(傲慢)、Wrath(憤怒)、Greed(貪欲)、Sloth(怠惰)、Gluttony(大食)は、いまやすっかり憧れの宗主国同様の腐りきったひどい世の中になってしまった我が国の、基本的犯罪要因といえる。
実際、東仙坊も、既に「プロファイリング-2 佐世保乱射事件 馬込政義の犯行動機2」、「プロファイリング-4 香川坂出3人殺害事件2」と、2回も引用している。
この「7つの大罪」は、6世紀後半に、グレゴリウス1世によって、4世紀にエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスが初めて表記した8つの枢要罪が7つに改正されたものである。
その後、13世紀のトマス・アクィナス「神学大全」、ダンテ・アリギエーリ「神曲」、14世紀のジェフリー・チョーサー「カンタベリー物語」などで幅広く知られるようになったものである。

ともあれ、東仙坊が映画「Seven」を観て、再確認させられたことを、今回取り上げたい。
それは、「7つの大罪」に従って、残虐な殺人を繰り返す異常犯(?)、ケビン・スペイシーが出頭し、その犯罪の集大成を見せるべく、そこへ(?)向かう車中で、刑事であるモーガン・フリーマンとブラッド・ピットと会話するところである。
「オレを異常犯にしたいのだろうが、オレは異常なんかではない」
「こういう残虐なことをして喜ぶのは、新聞くらいだ…それだって、2ヶ月も経てばみんな忘れてしまう」
「オレは選ばれた人間で、淡々とその仕事をしているだけだ」
「ほんとうに選ばれた殉教者なら、そんなに喜んでやらない」
「誰だって仕事は喜んでやるんじゃないのか?オレは世の中を酷くしている奴を懲らしめただけだ。それ以上に問題なのは普通の人たちだ。日常些細なことだといって平気で悪いことをしている。それこそ朝から晩まで。それをわかっていながら許していることが問題じゃないのか?やがて、そんな奴らでも、どうせ理解できないだろうが、イヤというほど確認することだろう。それがどれだけ世の中によくないことなのか…」

東仙坊は思う。
この世の中で一番問題なのは、良識人面し、家庭第一主義者を装って、日常何食わぬ顔をして、平然と、極めて大胆に生きている奴らが、もしかして一番卑劣で卑屈なのではないのか?
直近でも、愛知県安城市のガソリンスタンドでの灯油とガソリンの誤販売、東京福祉大学総長 中島恒雄のセクハラ、前防衛省事務次官 守屋武昌と妻幸子の収賄、社会保険庁職員の保険料のネコババ、内閣情報調査室職員のロシアへの機密漏洩、大手製紙会社の再生紙偽装、16歳の少年の37万円ものクラブでの無銭飲食、などなどなど。
枚挙に暇がない。
たかが人間、されど人間。
その日常のたわいのない嘘をやめ、社会が少しでも健全に、humane(人間味のある)でモラルのあるものになるには、いかなる人間関係も円満になるには、とにかく“思いやり”が全てだと思う。
ただし、東仙坊の言う“思いやり”とは、
pity(自分より弱い立場にある人に対する哀れみの気持を持つ同情)ではなく、
sympathy(相手の苦しみを理解し共に悲しんだりする気持を持つ同情)でもなく、
compassion(積極的に相手を助けようとする気持を持つ愛情と勇気に溢れる同情)のことである。
全てを対岸の火とするのではなく、他山の石として、少しでも謙虚に生きたいものである。
 
大阪守口乳児殺害事件も、どうやらM.P.D.(Moriguchi Police Department:守口警察)は捜査を継続しているようで、東仙坊ホッとしている。
あんな乳児をあんな殺し方で殺すヤツは、絶対に許してはいけない。

1月22日、宮崎県日南市で、2006年生まれたばかりの男児の冷蔵庫への死体遺棄事件で起訴されていた、浜田辰雄(28歳)と和美(28歳)の夫婦が、2005年にも生まれたばかりの女児を窒息させ殺害し、自宅の冷蔵庫に遺棄したとして、再逮捕された。
1月28日、埼玉県越谷市の独協医科大学越谷病院北口通用口付近に、生後2日くらいの身長34cm体重1000gの未熟児が置き去りにされるという事件。当時の気温は、氷点下0.1度だったという。
相変わらず、家族間の殺人がなぜか今年も続いている。
ついでに加えておくと、
1月27日、千葉県野田市で、交通事故後遺症の34歳の娘を絞殺した後、首をつって死んだ岩崎徹(64歳)の事件、
1月27日、山口県下関市で、70代の両親を刃物で刺し、自分も死のうとした長男(40代)の殺人未遂事件、
1月28日、宮城県仙台市で、54歳の米沢俊信が、妻と二女を刺殺し、長女と長男は逃げたものの自分は自殺未遂した事件。

I am wondering why that kind of motherfuckers should think about it before they have done it (なぜそうする前によく考えないのか理解に苦しむ)!

ところで、大阪府守口市乳児殺害事件の被害者の母親の自殺同様、東仙坊がとても気にしている事件(?)がある。
1月9日午前6時頃、横浜市の横浜横須賀道路上で、車の横転事故があり、乗っていた21歳の男性が、その事故相手とトラブルになり、約8m下の市道に転落させられ、意識不明の重体となった事件。
横転した車に同乗していた21歳女性の証言により、「黒っぽい車両に乗って逃げた、25歳位の身長180cmの男」が傷害容疑で緊急手配された。
ところが、翌日には、彼女は、それを「狂言だった」と証言を変えたのである。
そして今度は、「110番通報した後、2人で道路脇のコンクリート壁に腰掛けていたところ、ポケットに手を伸ばしたはずみで誤って後ろに落ちた」というのである。
その嘘をついてしまった(これって犯罪にならないのか?その偽証によって神奈川県警は動いたのだから?)理由が、「駆けつけた消防隊員に『誰かに突き落とされたのか?』と聞かれ、『はい』と言ってしまった」というのであるが???
この女性の心根は一体?
東仙坊、彼女にぜひ尋ねてみたい。
「あなたは彼とどんな気持ちで普段付き合っていたのか?ところで、あんな無謀な事故を起こしてしまった彼を見て、いやそれに巻き込まれて、どんな気持ちになったのか?どうあれ、恥ずかしいとか、かっこ悪いとか、みっともない、って突然思っちゃったんだろ?それだけなんだろ?どこかの母親と一緒で…」

人生、些細な嘘が、どれだけ人間関係を壊してしまうのか?
人間、些細な嘘が、どれだけ自分の人間らしさを壊してしまうのか?
東仙坊、この国を少しでもよくするには、その些細な嘘をつかないことから始めるしかないと思うのだが、どうだろう?

Please don’t tell a lie any more over trifles (どうかつまらないことで嘘をつかないで)!


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東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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