プロファイリング-4 香川坂出3人殺害事件-10
【前回までのプロファイリング】
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プロファイリング-4 香川坂出3人殺害事件-9
人間、生きていることに確固たる信念を持てなくなると、刺激的なゲーム的興奮だけを欲しがるようになる。まさに、エキサイティングな「バーチャル・リアリティ」を好むようになるのである。
実際、ある調査によると、今の高校生までの子どもたちの20%が「死んだ人が生き返る」と考えているのだそうである。
東仙坊、何も言えない。
そんな風潮の象徴的な出来事が、この正月の福袋への狂騒だと言える。
実は、東仙坊、本業の方でそれらにある種加担しているので責任がないとは言えないのだが、正直、ショックを受けている。
本来、ショッピングは自分で欲しいものや必要なものを、欲しいだけ必要なだけ買えばいいだけのはずである。単なるおトク感やノリであれだけバカ騒ぎされると、赤面させられる。あまりにも刹那的すぎて、みっともない気がしないかい?
世の中、どこか変な方向へ、ズレだしている気がして、とても不安になってきた。
そういえば、東仙坊、この正月に運転しながら、ますますドライバーのマナーが悪くなってきたようで、閉口させられたばかりである。なぜ、そこまでイライラしているのか?
人間だからこそ、誰だって自分がかわいいのはわかる。でも、ここまで自分のエゴのために他人のことを無視するようになってくると、異常としか言えない。
■東仙坊のプロファイリング 川崎政則の自供できない犯行動機④
ボケナスの事件発生の銃のトリガーを引いた決定的な主因に言及する前に、実はDAD(もう忘れている方もいるかもしれないので…。被害者の父親であり娘婿)の、昨年12月7日、全国ネットの某特番での衝撃発言が、重要なポイントでもあるので、それに基づいたプロファイリングをしておきたい。
I have been wondering how come that man could speak in front of TV(なぜあのオトコはTVの前であれだけ喋るのだろう)?
DADの証言に基づくプロファイリング
①「妹の枕元で姉ちゃん口説くような男で、まぁ自分がギャンブルしよっても、家に金を入れんでも、生活は成り立つし、それでガンになったU.S.に『掃除せい、ご飯の支度せい、弁当は』という、そう言う風にこき使う鬼の人間ですね。『オレと一緒になったら、じいちゃん・ばあちゃんが喜ぶわ』と執拗に口説いていたみたい」
ボケナスの性格では、第3者のいる前で絶対に意思表示なんかするわけない。これはMASAからの直接的な、または女房(MASAの娘)や子どもたちからの間接的な、また聞きでしかない。これはまさしくMASAの方から口説いていたという証左でしかない。
なぜなら、いくら鬼畜のMASAでも身内の前ではまだまだ多少の見栄があったに違いないからである。
②MASAがいつも「もうあんな気色の悪いオッサン、どうにかならんかなぁー」と言っていた。
普段から間違いなくMASAは、自分の周りのヒトたちに言訳がましくそう言い続けたに違いない。そう言わなければ、いくらなんでも自分が惨めでたまらない、ボケナスがそんな対象でしかなかったという意外の何物でもないという証左である。
とにかく、ボケナスは影の薄い男だったのは事実である。
③DADがMASAに自分からボケナスに口説くのをやめるように言うと提案したとき、MASAは「ややこしいことになる。自分から直接言う」
これこそが、MASAの決定的なやましさの表現でしかない。ウソをついているヒトが最も恐れるのが、客観的な会話であるのは当たり前。
④「財産を狙っていたんですよ。ばあちゃんと一緒になったらもう受けとる人間いないじゃないですか」
レベルの低いバカな話でしかない。U.S.が娘であり、そこに子どもがいる以上、法定相続は間違いなくある。逆に、これはDAD自身がMASAの娘と結婚した理由だと述べているのに過ぎない。
⑤「金銭だけで人殺せるもんか。はっきり言って、金銭問題以上に恋愛感情あった人間を殺す、その分の方が強いんちゃうか」
その通り、周りのヒトたちは2人の肉体関係をとっくに知っていたということにほかならないのである。
では、東仙坊の明言する、ボケナスの確定している決定的犯行動機の主因は、2つある。
もちろん、それらとすでに挙げてきた副因の数々が微妙にかつ複雑に絡んでいたのは当然である。
ボケナスの決定的犯行動機①
MASAが、妹の死後、露骨にボケナスの肉体的要求を拒絶するようになったからである。
そのために、父親からなぜか邪険に扱われていた孫たちを盾にし始めたからである。
しかも、邪気のある孫たちは、祖母と一緒になって、「気色悪い」とボケナスを嘲笑するようになったからである。
そのために、不幸にも孫たちまでが一緒に惨殺されることになったのである。
ボケナスの決定的犯行動機②
MASA が当てつけのように、ボケナスと真逆の30代の背の高いオトコと親密になっている場面を目撃してしまったからである。
しかも、真っ最中のところを見てしまったのである。
だからこそ、MASAの胸を何度も何度も刺しまくったのである。
そしてまた、だからこそ、その数ヶ月間、ボケナスが一人で悶々としていた隠れ場所を、MASAの処刑場にしたのである。
そして、確定していない主因がたった1つある。
「はよせんか」の声である。
この声の主は、東仙坊がプロファイリングする限り、DADに限らず、元夫、息子、娘の元夫、ボケナスの息子、あるいはそれら全員がグルでなど、ありとあらゆる可能性がある。
というのも、ボケナスは、母親が死んだ時点で、妻が死んだ時点で、例えこの事件を起こさずとも、既に何の希望もない絶望の人生でしかなくなっていたからである。
それゆえ、仮にMASAが保険に入っていたとしたら、姑息なそれでいてこざかしいDADか元夫がマスコミから獲得する金をボケナスの家族に分配する条件などを与えて、ボケナスを唆したのである。
To be continued…


