Home  |  All  |  Log in  |  RSS

甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

新・新日本砂漠化-39  北イタリア人の驕りの代償!?

I was made to get tired of the belief that was almost the arrogance of the north Italian(北イタリア人の驕りに近い思い込みには、ウンザリ)!

東仙坊、イタリアには、たった1つの小さないい思い出があるが、後の99はイヤな思い出…。
なかでも、あるイタリアオトコとの文化論争は、今でも思い出してはワナワナしてくる。
「これからは、木の時代。もっとディスプレイに木を使いたい」
「言っている意味はよくわかる。ボクは生粋の日本人。生まれたときから、木の家に住み、木の墓を家の中に造り、木の窓で外気を直接呼吸しながら、木のドアで太陽と会話し、木の塀の内に木の精霊を受け入れ、木の気を感じて生きているのだから、十分に理解できる。仮に木を使うとしても、もっといい木を使うべきで、こんなちゃっちい中国製の木製はダメ」
いくらカンカンガクガク、ケンケンゴウゴウ話し合っても、和解できず、物別れ…。
そのついでに、ある話題でも、犬猿の仲。
東仙坊、その頑なで意固地なイタリアオトコと、北イタリアのモデナ旅行。
フェラーリの聖地にいることに大興奮の東仙坊を無視し、そよ風が吹くだけで壊れそうな古い建物のレストランで、壊れたレコードのような冗長なランチ。
そして、話題は、ルチアーノ・パバロッティがここで生まれたとか、どこも美味しくないバルサミコ酢のことばかり。
おかげで、フェラーリ博物館に行けなくて、内心、怒り心頭。
そのせいか、最後は口角飛ばしての言い争い。
「イタリアって、日本みたいな地震国かと思っていたけど、そうじゃないんだ。よくこんな建物が壊れないで持ってるよね」
「何を言ってるんだ。イタリアは日本みたいな地震国じゃない」
「ウソ。ポンペイのことも知らないのかい? 火山がいっぱいなんだから、地震だって多いはずじゃないか」
「あれは南イタリアの話で、北イタリアでは、もう500年以上地震なんかない」
「へぇー、イタリアってそんなに大きいんだ」
「当たり前だ。日本何かとは違う」
その言葉にカチンとして、東仙坊、相手がクライアントであることを忘れ、しばらくシカト…。
ところが、その後、フェラーラという街に行って、内心、困惑。
というのも、連れて行かれる腐った将棋の駒みたいな建物、建物が、みんな14世紀や15世紀に建造されたというのだから、もしかしてこのへんでは地震はないのかも…と、かなり弱気になっていた。
そのぐらい、古臭くて大仰であまり好きじゃなかった。
一言で言って、エラそうだった。

あれから、一体何年経ったのか?
5月21日、「イタリア北部地震の死者7人に、1万1000人が避難」というブレイキングニュースを観ながら、思わずあのイタリアオトコに電話してやろうか!とハシタなく思う始末。
すぐさま、東日本大震災を経験した国民として、真摯に反省。
イタリア北部を午前4時ごろに襲ったマグニチュード6.0、深さ5.1㎞、ボローニャの北約35㎞を震源とした直下型地震で、これまでに7人が死亡し、負傷者が50人に上るということに、心から同情と哀悼の意を表している。
しかも、折からの熱帯低気圧で豪雨、気温12℃、1日で余震100回以上、マグニチュード5.0以上が2回、マグニチュード4.5以上が3回…。
家が破壊された住民約1万1000人が、簡易テント、自家用車、宿泊施設などに避難をしているというから、メチャクチャお気の毒。
中でも、な、な、なんと、あのモデナで約2500人、フェラーラで500人が避難所に逃れていると聞いて、何とも言えない複雑な気分。
そして、ニュース画像で、どことなく見覚えのある古い時計台や教会が崩落している光景を観て、ただただ合掌。
それでも、やっぱり、だから言ったのに…というのが本音。
それこそ、どこかの平和ボケしたノーテンキなヒトじゃあるまいし、ガラスのような大地で生活している事実を忘れ、フッと息をかけるだけで崩れそうな建物を平気で放置していたのだから、そうなるのも当然では?
どうあれ、おそらく重機もないだろうし、あれだけ道が狭いのだから、救助作業は大変だと思うが…。
もっとも、ガス漏れが発生しているというが、一体どこにガス管があったのか?
東仙坊、どこか不思議な気分。
それにしても、たかがマグニチュード6.0で、あれだけ崩壊してしまうなら、マグニチュード9.0だったら、どうなってしまったことか? そのことだけは日本人としてあのイタリアオトコにどうしても聞いてやりたいものだし、驕る平家久しからずや…大自然を愚弄していると、必ず天罰が下るものと言ってやりたい。
そして、我々日本人は、大自然の摂理に逆らうことなく、生きていた木を殺めた贖罪を抱えつつ、ときとして大地は大きく動くといつも覚悟し、淡々と生きているとも教えてやりたい。

Has the Japanese disaster rescue team already departed in Italy(日本の災害救助隊は、もうイタリアに出発しているのか)?




profile

東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

■Mail■
ご意見・ご感想など
東仙坊へのメールはこちらから

■Link■
まさに介護は悔悟。
Kaigo Kaigo 会合リポート

最近の記事
カテゴリーリスト
カテゴリー
カレンダー
04 | 2023/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
ブログ内検索
リンク
RSSフィード